今回行ってきたサウナは「のだ温泉ほのか」です。
こちらは2016年までは「グランローザ潮の湯」という名称でしたが一度閉館され、その後ほのかグループの野田店へとリニューアルオープンされました。
グランローザ時代からその存在は気になっていたものの、当時の住まいからは距離もありなんとなく利用機会が訪れず、そして気づいたら閉館。その存在を忘れてしまっていました。現在の住まいである柏へ引越ししたのちに「そういえば」と思い出し、今回利用してみました。
- 店名:のだ温泉 ほのか
- Web:https://yudokoro-honoka.jp/noda/
- 住所:千葉県野田市花井1丁目1-2
- アクセス:東武アーバンパークライン野田市駅・梅郷駅から徒歩約15分
- 入館手順
- シューズロッカーへ履物をしまう
- シューズロッカーの鍵を受付へ預け、利用プランを伝える
※料金は退出時に後清算 - ロッカーキー、タオルセット、館内着を受け取る
- ロッカーで着替える
安価だが高級感のある日帰りスパ施設
のだ温泉ほのかは千葉県野田市にある日帰りスパ施設で、場所は国道16号線と東部アーバンクライン線(野田線)の近く。深夜営業は行っておらず9:00~翌1:00までの営業となっています。
入館料は1,200円(休日1,400円)。スーパー銭湯と比べると割高ですが、こちらはタオルセットや館内着に加え岩盤浴の料金も含まれています。岩盤浴の料金まで含まれていると考えればかなりお得ですね。
ちなみに隣にはビジネスホテルも併設されていました。東武グループのホテルみたいですが、のだ温泉ほのかも確か、グランローザより更に前は東部グループの施設だったと聞いた記憶があります(間違っていたらスイマセン)。
外観。外見はシンプルで寂し気な印象ですが、中は高級感のある洗練された雰囲気です。なんか新設の温浴施設ってやたらとバリ島っぽい演出をされていることが多いですよね。ナゼダロ。
ロビー。受付はとてもに丁寧で、初めての利用だと伝えると館内利用について詳しく教えてくれました。
受付でもらったパンフレット。館内設備や利用方法など詳しく載っています。
休憩設備が恐ろしく充実
入館後にまず館内を一通り周りましたが、驚いたのは休憩設備の充実っぷり。
見よこのリクライニングチェアの数! しかもここだけじゃなく岩盤浴エリアにもあるんですよね。
フリーPC5台。OSはWindows10でなかなかスペックも高く、再起動すると初期化される設定がされています。ネットカフェかここは。
芝生エリア。芝生風の絨毯が敷かれたくつろぎスペースですね。ごろごろして寛ぎたい方はこちらへ。
仮眠スペース。横の棚に枕とブランケットが置かれているのみで、マットや仕切りなどはないただの畳部屋です。しかしこの「適当に寝れ」とでもいうようなシンプルさは嫌いじゃありません。
2Fのゲームコーナー。太鼓の達人とかありました。1Fにもいくつかのプライズゲームがありました。
キッズスペース。通路の奥まった場所にあり他の休憩エリアからは遠いため、お子様がどれだけバカ騒ぎしても平気。よく考えられています
休憩設備はこんな感じです。他にもレストランやリラクゼーション施設、有料のレンタルルーム、コンセント付き作業デスクなんかもありました(もちろんフリーWi-Fiも)。もう規模も数も大きすぎてどこでのんびりするか迷ってしまうレベル。1,200円で入れていいのかここ。
源泉かけ流しの天然温泉とikiサウナ
続いてお風呂へ。浴室は窓が多く外光がよく入るので、明るくてとても綺麗です。内風呂には温泉浴槽とジェットバス、露天には同じく温泉浴槽と壺湯、入浴剤の入った「美白の湯」なんてのもありました。
出展:のだ温泉 ほのか、お風呂
こちらが露天の大風呂。源泉かけ流しの天然温泉で泉質はナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性弱アルカリ性温泉)。壁にはテレビもあって視聴しながら入浴できます。割とぬる湯なので、ぼんやりテレビを見ながらくつろぐのにちょうどいい感じ。
また、露天エリアには休憩用のチェアが10台も並んでいました。お風呂やサウナ後の外気浴もバッチリです。
出展:のだ温泉 ほのか、お風呂
サウナ。画像は女湯のものですが、男湯のサウナ室はもう少し広くてベンチも3段ありました。温度90℃ほどで湿度そこそこ、熱源はなんとikiサウナ。
サウナ室を出てすぐ正面にある水風呂はかなりの大きさで20人は入れそう。深さも十分だし温泉施設だけあって水質も良好。温度計は20℃を差していましたがもう少し低いと思います。18℃くらいかな。
お風呂はこんな感じでした。館内規模からすると小さめでお風呂も少ない印象ですが、おそらく岩盤浴に力を入れているからなのでしょう。
9種類の岩盤浴
岩盤浴が無料で利用できる(入館料に含まれている)ということで、せっかくなので利用してみました。何気に岩盤浴初体験です。岩盤浴は9種類もあり詳細は以下の通りです。
1F岩塩浴エリア
- 「炉」
ikiサウナに木製ベンチが配置されたロウリュ岩塩浴。 - 「膳」
タイルベンチに腰掛ける座り岩塩浴。 - 「麗」「穏」「灼」
オレンジ、ピンク、ブラックのソルトストーンが置かれた岩塩浴。 - 「涼」
クールダウン用の冷房エリア
また、岩塩浴エリア前には寝転べるフリーの休憩スペースや、飲み物を冷やせる冷蔵ボックスなども置かれていました。
2F岩盤浴エリア
- 「瑜」
ホットヨガ岩盤浴 - 「莉」
女性用岩盤浴 - 「猛」
男女共用の岩盤浴
2Fも岩盤浴エリア前には休憩スペースがあり、こちらはリクライニングチェアが置かれていました。また、冷蔵ボックスに加えロッカーが遠いための配慮か、貴重品ボックスも設置されていました。随所に気配りが感じられます。
2Fにはクールダウンエリアがない代わりに、喫煙所兼外気浴エリアが設けられていました。風通しが良くて、寒い季節ならここで涼むと気持ちよさそう。
今回は人生初の岩盤浴を体験しましたが結構いいですね。サウナやお風呂のように熱さに耐えなくていいし、心地よい暖かさで寝そべっているだけで発汗できるし、楽に気持ちよくなれてリラックスしやすいです。
しかし悲しいかな私は水風呂中毒者。汗を書いたら水風呂に入りたくなっちゃうんですよね。岩盤浴自体はとても気に入ったんですけど。
ちなみに「炉」で開催されているロウリュサービスも体験してきました。
内容はサウナ室で行うロウリュとほぼ同じもので、室内温度70℃ほどで行われるロウリュはとても丁寧。サウナ室で行われる熱波とそん色ない体感温度です。着衣で熱波を受けて大量発汗するというのはすごく不思議な感覚。
※そもそも「炉」の内装はikiサウナ+木製ベンチ。「それ岩盤浴っていうかどう見てもサウナだろ」という作りなので、ロウリュサービスも同じになるのは当然なのですが。多分、岩盤浴エリアにあるから一応岩盤浴と呼んでいるというだけでしょう。
様々な楽しみ方ができる総合スパ施設
のだ温泉ほのかは岩盤浴が売りの施設であるため、今回はサウナよりも岩盤浴をたっぷり堪能してしまいました。1,200円という安価な入館料に混みで岩盤浴が利用できるというのはすばらしいです。
入館料が安いわりに館内はキレイで広々としているし、食事や休憩などのリラクゼーション設備も充実しているし、岩盤浴はもちろんお風呂もサウナも良質。様々な目的で楽しむことができます。
ただ気になったことは、館内着と岩盤浴用の湯着が兼用だということです。
1度岩盤浴を利用してしまうと大量に汗をかきますから、それ以降は汗で湿った館内着で過ごさなければいけなくなっちゃうんですよね。となると追加のレンタル料200円を払って館内着をもう1着借りることになるわけで。
無料にするなら専用の湯着もセットで提供してもらわないと、やはり不便です。売りである岩盤浴を体験してもらいたいという意図はわかりますし、とはいえ入館料を上げるわけにもいかないのだろうし、まぁ事情は分かるのですが。
また、静かなのはよいのですがあまりにも閑散としすぎていることも「この客数でやっていけるのか」と不安になりました。岩盤浴エリアこそ賑わっていますが、他はガランと寂し気な印象です。
理由は明白で、最寄りの駅から徒歩20分程度の距離があるにも関わらず、無料送迎バスが出ていないためでしょう。徒歩や電車移動の客のための足がないのです。利用客に若者が多く、お年寄りが少ないのもそのためかと。
※一応、市で運営されている運賃100円のコミュニティバスがありますが、安価とは言え有料というのはネック。そもそもほのか公式の案内(交通アクセス)がこの投稿現在リンク切れしてしまっているため、このバスは市外客からは存在も認知されていないでしょう。
非常に優良な施設であることは間違いないのだし、この現状は勿体ない。徒歩20分は微妙な距離ではありますが、送迎バスを設けることができれば、周囲の競合店に吸われているお年寄り客も吸収し、活気が付くのではないかと。
※送迎バスの運行が難しいとしても、コミュニティバスの存在はもっとアピるべきでしょう。アクセス案内をもっと詳細に分かりやすく目立つようにするだけでも、全然違うと思うのですが。
とまぁ色々言いましたが、何にせよ非常に満足度の高いスパ施設であることは間違いありません(だからこそ色々言いたくなるわけで)。是非1度ご利用ください。おすすめです。
以上、「のだ温泉ほのか」を利用した感想でした。
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