久しぶりに千葉へ用事があったので、ついでに近くにあるザ・インというカプセルホテルに行ってきました。利用するのは2度目です(数年前に宿泊で利用)。
ちなみに千葉駅に行くのも数年ぶりです。以前は駅および周辺は改装工事中だったため、現在の近代的な光景への変貌に若干感動しました(まだ工事は完了していないようですが)。
- 店名:カプセルホテル ザ・イン ※男性専用
- Web:http://theinn.jp/
- 住所:千葉県千葉市中央区新宿2-6-6
- アクセス:京成千葉中央駅から徒歩3分、JR千葉駅から徒歩10分
- 入館手順
- 履物をシューズロッカーへ入れる
- 受付へシューズロッカーの鍵を預け、利用プランを伝える
- 料金を支払いロッカーキーを受け取る
- ロッカーで着替える
※館内着やタオル等はロッカー内に有り
実は休憩利用もできる
ザ・インはその名の通り宿泊施設で、Webにも看板にも宿泊料金の案内しか掲載されていませんが、実は休憩での利用も可能です。コース時間は以下のとおりです。6時間以上はカプセル利用可となるので、休憩というよりホテルのデイユースのような感じですね。
- 3時間:800円(カプセル利用不可、途中外出不可)
- 6時間:1300円(カプセル利用可、途中外出可)
- 10時間:1600円(カプセル利用可、途中外出可)
※ただし24時を過ぎると宿泊料金となる
休憩システムは廃止された可能性もあるので、一応電話で確認をとりましたが、今も行っているとのことでした。でも、なんで休憩コースの案内がないんだろう? 昔はWebにも看板にも書いてあったはずなんだけど。
なんにせよ、800円で3時間休憩(風呂付き)はリーズナブル。千葉駅から徒歩10分程度の距離にあるので、ちょっとした時間つぶしや休憩の穴場かと思います。
ちなみに館内のフロア構成は以下の通りです。
- 7F:浴室
- 6F:休憩室(喫煙)、コインランドリー
- 5F:休憩室(禁煙)、個室ブース
- 4F:カプセルベッド
- 3F:〃
- 2F:〃
- 1F:フロント、ロッカー室
浴室は高層階にあり、換気と日当たり良し
ザ・インの浴室は7Fにあります。高層階にあり周囲に遮蔽物がなく、天井が高くてガラス張りであるため、日当たりと風通しが良好。明るく空気がこもっていない浴室は居心地がいいです。
サウナは昔ながらの高温低湿タイプでカラカラ熱々。水風呂はぬるめで体感20℃くらい。マニアが喜ぶようなセッティングではありませんが、まぁ普通にサウナ浴を堪能するには問題ないと思います。
サウナも浴室もいささか老朽化が感じられますが、従業員がよく巡回して片付けてくれているので、キレイで不快な感じはありません。ちなみに日中の休憩利用があまり認知されていないのか、昼間はだいたい貸し切り状態です。
休憩室は喫煙と禁煙の2フロア
休憩設備は2フロアで分煙されていて、6Fに喫煙のリクライニング、5Fに禁煙の畳部屋&個室ブースがあります。どちらも壁一面に漫画や雑誌がズラリと並び、暇つぶしには事欠きません。
↑禁煙の休憩所は畳み部屋になっています。壁際はコンセント付きのデスクコーナーになっており、無料Wi-Fiもあるので、PCを持ち込んで仕事や勉強するのもよさそうな環境です(実際に勉強をしている人を見かけました)。
食事については、建物内にレストランはありませんが、休憩室が持ち込み飲食可能でポットや電子レンジ、給水機や軽食の自販機があります。周囲にも飲食店やスーパーなどたくさんあるので、食事は外で済ますなり持ち込むなりするとよいでしょう。
カプセルフロアは2~4F
カプセルベッドは2~4Fの3フロアにあります。今回は利用しませんでしたが、評判は宿泊予約サイトの口コミなどでご確認下さい↓。
3フロアも使っているだけあって、カプセルベッドの数は144室もあります。幕張や浦安などの観光スポットからのアクセスも良いため、休日は結構混みそうですが、これだけあれば満室で入れないということはなさそうです。ちなみに充電用コンセントもあります。
マナーにとても厳しい施設
館内で目を引くのは、やたらと多い注意書きの張り紙(特に浴室)。人によっては「口うるさい」と感じてしまうかもしれません。とは言っても掲載内容は「共用施設を利用する上で当たり前のこと」しか書かれていません。普通にいい子で過ごしていれば何の問題ないでしょう。
温浴や宿泊施設ではマナーの悪い利用客(特にお年寄り)に嫌な思いをさせられることが多々あるので、施設側がマナーに厳しいことは、個人的には歓迎です。逆に「うるさく言うな、好き勝手させろ」というタイプの方は利用を控えた方がいいと思います。
安くて清潔で静かな良施設
建物の老朽化(特にトイレ)が多少は気になりますが、休憩利用、宿泊ともに比較的安価だし、清掃や片付けは適宜行われており館内は清潔です。また、アカスリやマッサージ、レストランなど人手を介す付随施設がないせいか、館内はあまり人気がなくとても静かです。
宿泊利用に際しては、カプセルホテルのご多分に漏れず、連泊や前予約、曜日限定などお得なプランもあるので、公式の予約フォームや旅行予約サイトを利用するとよいでしょう。
※2017年12月追記
①改修工事について
2017年11月より、休業日や利用制限を設け館内設備の改修工事を行っているようです。現地へ確認に行きましたが、大浴場や休憩室、ロッカー、トイレなど館内全域にて、破損や老朽化部分の修繕が行われキレイになっていました。あの年季の入ったトイレがとうとう修繕されたか……。
②営業時間の変更について
2018年より営業時間が変更されるとのこと。宿泊時のチェックイン時間が12時から15時へ、それに伴い日中の休憩利用も15~23時に限定されるそうです。「昼間の利用客が少ないからかな?」と思ったのですが、フロントに確認したところ「館内工事の時間を確保するため」だそうです。営業時間短縮は残念ですが、設備改修でもっと居心地がよくなるならそれも止む無し。