私がテレビを見なくなった理由

テレビの地上波放送というものに見切りをつけてしまったのは、今から20年近く前だと思います。見なくなってしまった理由は色々あるのですが、一番の要因は「消費者金融のCMに恐ろしさを感じたから」です。

消費者金融というのはつまりサラ金です。サラ金のCMをテレビ放送で流しているという時点で(今になって思えば)ありえないことだと思うのですが、それ自体は別に新しい事ではありません。サラ金のCMは私が生まれる前からありましたし、武富士のダンサーが踊っているCMを見ても別に何とも思いませんでした。

では何が恐ろしくなったのかというと、90年代頃からでしょうか、消費者金融のCMが妙に「軽いノリ」になり始めたことです。

アコムの無人契約機むじんくんのCMでは、宇宙人は「今持ち合わせないや、じゃ地球寄ってく?」というような軽いノリで消費者金融を利用します。たまたま持ち合わせがないなんて理由でサラ金で借金するというのは、いくらなんでも非常識すぎます。「ラララむじんくん♪」とか歌ってる場合じゃないです。

アイフルのCMでは、お父さんが娘に犬が飼いたいとせがまれるシーンから始まります。ボーナスまで待ちなさいとたしなめるものの、チワワの可愛さに魅せられてしまったお父さんは……「どうする~アイフル~♪」なんて内容でした。いや、いい年した大人が犬を衝動買いしたいなんて理由でサラ金で借金したらダメです。そんなのが父親だったら家庭崩壊待ったなしです。

このように、サラ金で借金を作るということを「別に何でもない普通の事」かのような印象を与えるようなCMが、ごく普通に時間帯も選ばず放送されているのが、私はとても怖いと思いました。とても怖くて、とても気持ち悪いと感じました。

そんなことがきっかけで、テレビを見るということを段々としなくなっていきました。まぁ仕事も忙しかったし、興味がインターネットに向いたということもありますが。

今はそういうコミカルで軽いノリのCMは作られておらず、放送時間帯も夜間に限るなど、規制はされていることは一応知っています。それでも、上記のような「おかしい事、変なことをまるでおかしくない、普通な事かのように印象操作する」ということに完全に嫌悪感を持ってしまったので、今になってまたテレビを見ようという気にはなりません。

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