不安の9割は起こらない=1割くらいは起きるってこと?

「不安の9割は起こらない」というようなことを、自己啓発書なんかを書いているデール・カーネギーという人が言ったそうです。日本でも「心配事の9割は起こらない」なんていう、似たようなタイトルの自己啓発本が存在します。

スポンサーリンク

心配事の9割は起こらない: 減らす、手放す、忘れる「禅の教え」 (単行本)

この言葉に対する一般の反応ですが、ネット検索してヒットするブログやツイッターを見ると、まぁみんな肯定的なとらえ方をされているようです「9割の不安は起きないのだから、想像の不安におびえず前向きに生きよう」的な感じです。

私は以前「起きてもいない想像だけの不安に異常に怯える性格をしている」と書いたことがあります。そんな私が上記の言葉を聞いて思ったのは、

つまり不安に思っていることの1割くらいは実際に起きちゃうの?

ということです。だって10%なら確率的に十分ありえる数字じゃないですか。想像している不安が10回に1回も実現しちゃうなんて、十分におびえて生きていいレベルの確率です。

例えば電車に乗っていて「この電車が乗車中に事故を起こしたらどうしよう」という不安を想像したとします。それで何事も起こらず不安を忘れます。その後しばらくしてまた、同じように電車事故の不安を想像してしまったとします。それが10回に1回は的中してもおかしくないということです。

電車事故の想像なんてそう頻繁にするものではない、と思われるかもしれません。しかし例えば、電車事故のニュースをテレビや新聞で見かけた時なんかは、普通に連想しておかしくないですよね。で、実際そういうニュースを見かける頻度はどの程度か。日本の鉄道事故発生件数をwikipediaで調べたところ、2010年以降だけで66件も起きていました。

よって、電車事故のニュースなんてしょっちゅう見かけるものなんです。しょっちゅう見かけるということは、しょっちゅう電車事故を想像してもおかしくないということです。そしてその想像は10回に1回くらいは当たってもおかしくないということです。そんなの、もう怖くて電車に乗れない!

まぁ、深く考えすぎ、否定的にとらえすぎであることは一応わかってはいます。理屈ではわかっていますが、やはりこの言葉は、別に安心を得られたり、前向きになれたりするような言葉ではありません。私にとっては。

スポンサーリンク
karikari-plz01
karikari-plz01

フォローする

スポンサーリンク
karikari-plz01