他人をパッと見の印象だけで判断してはいけない、と思った話

私が行っている仕事は、会社が契約した得意先へ従業員が出向し、派遣や請負の形で常駐し、業務を行うものです。なので、出向先が変わればまったく違う職場へ異動となり、担当する業務内容も変わってしまいます。

入社してからはしばらく同じ現場でしたが、10年ほどしてから得意先との契約が満了し、別の出向先へ異動となったことがありました。そこで、ちょっと考えさせらえる出来事がありました。

得意先が変われば仕事の内容も変わります(もちろんある程度は共通した業務内容ではありますが)。請負で行っているような業務なので、覚えること自体はそう時間はかかりません。とはいうものの、いきなり新人に戻ってしまうわけですから、それなりにしんどい思いはします。移動先での私のOJT担当者の人格に問題があったことも重なってまぁ、ちょっと精神を病むくらい辛い日々でした。

(後々になって「あの人のせいで心を病んで辞めた新人が何人もいる」と聞かされた時は、さすがにそんなやつに教育させんなよと思いましたが)

といっても、その先輩以外はいい人ばかりだったので、耐えられないほどではありませんでした。よく仕事終わりに一緒に飲みに行ったりして、精神的に助けてくれていました。

そんな飲み会に何度か参加しているうち、今まで飲んだことのない「Oさん」という先輩とご一緒することになりました。

その人は、表情も言動も非常にそっけない、冷たい雰囲気の人でした。別に何かされたというわけではありません。しかし、見知った人がほとんどいない環境であったことも影響して、そのOさんに対し私は、完全に「おっかなくて冷たい人」という印象を持っていました。

しかし飲んでいるうちに、それが大層な誤解であると気づかされました。

まず、仕事中とは比較にならないくらい明るく陽気でした。どうも仕事中は意図して真面目にふるまっているようで、ただ公私をしっかりわけているだけの人であったようです。

しかもその人は、今まで私の事を陰でフォローしてくれていたんだそうです。私が失敗した時などに、上記の嫌な先輩に対して「今は辛い状況だから細かい事をイチイチ指摘しないように」と、いさめてくれていたそうです。

それを聞いて私は、ありがたかったのはもちろんですが、とにかく「申し訳ない」と思いました。自分を助けてくれていたような人を、勝手な印象で冷血扱いし、苦手意識を持っていたわけですから。軽く半泣きになりながらお礼と謝罪を伝えました。

パッと見の印象だけじゃ、人の事なんて全然わからない。嫌な人冷たい人に見えても、勝手に誤解しているだけかもしれない。何か嫌なことをされても、実は事情があるだけかもしれない。

この件で私は、人を表層的な印象だけで判断しないようにと、深く反省しました。

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