飼い猫がヒモを誤飲して動物病院の緊急外来に連れて行った話

ちょっと前に「迷い猫を保護した」という記事を投稿したのですが、実はその数日後にまた猫関連のトラブルがあったですよ。まぁトラブルといっても私にも原因のある事案なのですけど。

何かというと「ペットの誤飲」です。

悲劇は夜の8時半ごろに起きました。私は朝4時半に起きて6時には仕事に出かける生活をしているので、このくらいの時間にはもう就寝の体勢。寝る前にあまりデジタルに触れると寝つきが悪くなるので、夜はだいたい読書をして過ごしています。

あぐらの上には我が家の飼い猫である「スリスリさん」が乗っかっているのが読書時の基本姿勢、こたつの暖かさと股間の納まりの良さでスリスリさんもご満悦。平和な日常です。

ただ1つ問題だったのは、その時読んでいた本が「ハードカバー」だったことです。

ハードカバーの書籍にはしおり代わりに挟むヒモが付いていますよね(「スピン」っていうらしいです)。このヒモを本の外側にプラプラさせて読書していたら、スリスリさんが興味を持ってしまったのです。

最初は前足でチョイチョイしているだけだったから放置していましたが、段々とエスカレートしてヒモを噛み始めます。もちろんやめさせましたが、目の前にヒモがプラプラしていたら手を出さずにいられないのが猫の習性。余計ムキになります。

とはいえ、まさか「ヒモを食いちぎる」までやるとは夢にも思わなかったわけですよ。普段はイタズラなんかはしない猫だったし。思わず「あー!」と声を上げてしまいましたが、これも良くなかった。

怒られると思ったのか、スリスリさんはこたつを上がってそのまま反対側に逃げてしまいました。そして、半分ほどに食いちぎった20cmほどのヒモをなぜか咀嚼し始めます

「ダメ! ダメだよ!」 叫びながら取り押さえようと近づきますが、時すでに遅し。捕まえた時にはヒモは飲み込んでしまった後で、口をこじ開けてもヒモは見えません。飲んじゃった……

ヒモの誤飲ってまずいんじゃ ⇒ すごいまずかった

「え、これってまずいんじゃないの……」「誤飲はペットの死亡事故でかなり上位と聞いたことが……」。とりあえずパソコンを立ち上げ、状況確認と処置方法を調べました。「猫 ヒモ 誤飲」で検索。

  • 器官を圧迫し呼吸困難に
  • 胃や腸で絡まって内臓がキズづいてしまう場合も
  • 腸でつまって腸閉塞に
  • 誤飲の処置はスピード勝負

やはりまずかったです。というか予想以上にまずかったです。そして処置を急がなければいけないことも分かりました。

というのも、誤飲したものが胃から腸に降りてしまうまでの時間はおよそ1~2時間だそうで、まだ胃にあるうちに吐かせる(催吐処置)ことができないと、かなり面倒なことになるらしいのです。

大急ぎで行きつけの動物病院に電話をしますが、時間が時間だけにすでに診療時間外。他にも何件が当たりましたが、どこも終了しており通じません。

こうなれば、多少距離が離れても夜間の緊急外来を受け付けている病院を探すしかありません。再びネット検索で「〇〇市 動物病院 夜間」で検索。

すると動物病院の検索サイトがヒットし、夜間外来が可能な動物病院が市内に3件ありました。しかし1件は休診日、1件は初診NG、対応可能だったのは1件だけでした(まぁ1件あって幸いでしたが)。

電話したところ対応可能とのこと。時刻はすでに9時過ぎ、スリスリさんをキャリーバックに入れ背負い、自転車で10分ほどの距離の病院まで急ぎます

※ちなみに偶然ですが、以前に迷い猫のマイクロチップを調べてもらった病院で、担当医も同じ人でした。

注射でなんとか吐かせることに成功

病院に居たのは医師が1人のみ。夜間は受付から処置、調薬まで1人で対応しているとのことでした。幸いその時に対応中の患畜はいなかったため、すぐに処置を始めてもらいました。

処置内容はもちろん「誤飲したものを吐かせること」なのですが、まず行ったのが「飲み薬による催吐処置」でした。この飲み薬でまぁ6割方は吐いてくれるとのこと。

しかしこの薬、そうとう美味しくないのか暴れてなかなか飲まない。(医師が1人しかいないので)補助で押さえていた私も傷だらけ。まぁ頑張って飲ませたのですが、それでも吐いてくれない。

飲み薬で吐かない場合は「皮下注射による催吐処置」となります。鎮静剤を1/4ほどの量だけ注射すると吐かせることができるそうで、「これで9割方は吐く」とのこと。

注射自体はチクッと一瞬なので経口投与よりはずっと楽。一瞬で終わりました。そして待つこと15分。晩ごはんのキャットフードの香ばしい匂いと共に、誤飲したヒモを吐き出してくれました。やったー!

※ちなみに「これで吐かなかったら全身麻酔をして内視鏡を入れ、最悪の場合は開腹手術となっていた」とのこと。吐いてくれてよかった……。

時刻はすでに夜の10時過ぎ。誤飲してからの時間を思えばかなりギリギリだったとキモが冷えますが、まぁ間に合ってよかったです。

処置が済んだ後のスリスリさん。1/4の量とはいえ鎮静剤を注射投与されているので、普段からは想像もできないほど弱弱しくうずくまってしまっています。口空けて苦しんでる姿なんて初めて見ました。

誤飲したコイツが悪いと言えば悪いのですが、飼い主として私の管理が甘かったことは紛れもない事実。こんな苦しい目に合わせてしまったのは私の監督不行き届きです。猛省します。

これくらいの診療費で済んでよかったと思うべきだろう

病院から帰宅。いまだ鎮静剤の抜けきらないスリスリさんは足取りもおぼつかない様子ですが、徐々に薬も抜け復調してきました。まぁ一安心です。異常がないことを見届け私も就寝する頃には、時刻は0時を回っていました。

※フラフラのくせに胃が空っぽでお腹が空いているのか、ずっとごはん置き場にいました。可哀想だけど今日はもうごはんはあげられないし、しばらくは胃薬も飲ませなきゃいけません。

さて、正直なところ診療中も気にはなっていたことなのですが、今回の夜間緊急外来でいったいいくらの診療費がかかったのか。

19,190円となりました。

ま、まぁ不意の出費として2万円は痛いですが「この程度で済んで幸いだった」と考えるべきでしょう。

前述の通り、注射での催吐処置が成功しなかったら全身麻酔後に内視鏡検査となっていたわけで、そうなれば診療費はこの3倍、もし開腹手術までいっていたら入院費含め5倍はかかってもおかしくなかったのですから。

まぁそれはそうと、今回の誤飲での反省点は多々あるわけで。まず思ったのは「夜間に緊急外来が可能な動物病院を事前に調べておけばよかった」ということです。

私がネットオタクだったおかげで30分ほどのネット検索で見つけられましたが、時間的にはギリギリでした。行きつけの病院だけでなく、そちらの診療時間外に対応可能な病院を何件か把握しておくべきでした

あとは、緊急時にこれだけのお金がかかってしまうことを踏まえると、ペット保険への加入も検討すべきかなぁと思いました。といっても、うちのスリスリさんは元捨て猫で年齢不詳なので、あまりいい保険には入れないでしょうけど。

まぁそんな感じで、何事も日頃のリスクマネジメントを怠ってはいけないなぁと反省した次第です。みなさんもお気を付けください。

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